あかぎワールドコミュニティとは

画像の説明

 2014年、韓国からアジア共同体学校の学生が来県。この学校の生徒と群馬からは太田市のブラジル人学校の生徒が参加して、国立赤城青少年交流の家主催のワールドキャンプが実施されました。友好の輪は瞬く間に参加者全員をあたたかく包み込み、国籍や言葉の壁を越えて一つのを創り出しました。この瞬間、あかぎワールドコミュニティのタネがまかれました。

 現代社会では日本人であっても戸惑い悩みながら一歩を踏み出せない青少年も増加しています。お互いが異なって当たり前!というスタートラインに立つ多文化交流事業を通じ、子どもたち自身が自ら考え、新たな道を切り開いていけるような手助けをしていきます。

 また、現代社会では、幼少期から多くのメディアと接する機会が増えました。外国との壁もある面では低くなったと言えます。しかし、そこには”直接”の体験が圧倒的に不足しています。

直接向かい合って話し、同じ釜の飯を食い、同じ部屋で寝る...
 時には、好きになることもあるでしょう。
 時には、嫌いになることもあるでしょう。

 それでも直接会って体験したこの経験は、子どもたち自身に貴重な考えを植え付け、そしてそれはいつか平和な社会へと繋がることでしょう。

 この活動が継続的に活動していけるように、交流の家の事業から新たに運営方法を検討する中で、AWCは産声をあげました。多くの方の、多くの企業の、そして多くの行政の支援を頂きながら、我々は、一歩一歩踏み進んでいきます。

あかぎワールドコミュニティ(AWC)年表

(※1.一部、あかぎ多文化共生推進事業)
(※2.記載してある以外にも多くの方とのご縁及びご支援をいただきました。ここでは主に行政との関わりについて記載します。)

出来事
2000~国立赤城青少年交流の家「あかぎ多文化共生推進事業」スタート。
毎年、在日外国人学校とのキャンプを行う。
2014.8韓国釜山市にあるアジア共同体学校に通う中学生・高校生(ロシア・フィリピン・韓国・日本)が来県。※アジア共同体学校とは、言語や文化の壁により韓国社会への適応が難しいとされる16カ国の青少年が通う学校です。
2015.1第1回アジア共同体学校視察旅行。(この時のメンバーがAWC発足に携わる)
2015.4AWC発足!
2015.前橋市教育委員会訪問。教育長を始めとする関係者の方々にキャンプについてご理解いただく。日本人の参加者
2015.前橋市市長訪問。キャンプについてご理解いただく。
2015.8あかぎワールドキャンプ開催!子どもたち45名、スタッフ合わせて80名程が参加。多くの企業や行政の方々にご協力いただき大成功でした。ワールドキャンプの様子はコチラから!
2015.108月のキャンプに参加した在日ブラジル人学校が前橋まつりに参加。
2015.12ブラジル領事館訪問。総領事を始めとする方々にお会いし、AWC活動報告を行う。領事館としても様々な支援をしていただける旨お話しいただく。
2016.1第2回釜山市視察旅行。アジア共同体学校や文化礼節学校などを訪問したり韓国国会議員とも面会。メンバーや世話人(前橋市議)とともに、キャンプに賛同いただいた企業の方々にもご参加いただく。
2016.3群馬県多文化共生シンポジウムに参加。ベトナムやフィリピン国籍の方、多文化共生推進士の方を始めとする多くの方々とご縁を頂く。
2016.4前橋市教育委員会訪問。教育長を始めとする方々に、視察旅行報告及び今年度のワールドキャンプについて話す。
2016.4太田市教育委員会訪問。教育長を始めとする方々に、活動報告や多文化に関する現状にて話し合う。
2016.4JICA群馬の方と意見交換を行う。
2016.4群馬県教育委員会訪問。教育長を始めとする方々に、活動報告を行うとともにご助言いただく。
それぞれのメンバーを力を結集して、子どもたちのために奔走中...